ムカデの生態
ムカデは、よく間違えられるヤスデとは異なり、1つの体節には1対の脚しかないのが特徴。多くの体節を持ち、漢字で「百足」と書くように脚の数が多く、15、30、170対など種類により様々です。
目が退化しているため、ほとんど触覚に頼って生活しています。そのため、動いているものに触れると瞬時に反応します。
どの種も肉食で、小動物を捕食します。オオムカデ類はヒトに対して能動的に攻撃をかけるものがあります。また大型種の多くは人間による拘束状況下において狂暴であり、触れたものには手当たりしだいに噛み付きます。噛まれるとかなり痛みますが、人命に係る被害はほとんどありません。
エサとなるのは生きている小さな昆虫、クモやミミズなど。死んでいるものには反応しません。
ムカデは普段じっとしていますが、動くときはとてもすばやいです。
暖かいところを好み、温度が18℃以上になると特に活発になります。活動時期としては春から秋、5~6月と9~10月です。特に湿気を好むため梅雨の時期に活発になります。逆に気温30度を超えるような猛暑日が続く7~8月は控えめになり、一方で、冷たいところでは活動が鈍化し、10℃以下になると動きを停止し冬になると冬眠します。
ムカデの害
特に夏場、山林に近い民家や湿気がある住宅、芝生のある庭などの民家などでは、昼間は草むらや石垣の中、落葉や石や植木鉢の下などに潜んでいますが、夜行性で夜になるとゴキブリなどを捕食する為に餌を求めて屋内に侵入することもあります。
ムカデは攻撃性が強く接触した瞬間に牙で咬みつき、咬まれると毒が出て咬まれた箇所が炎症を起こします。また、生命力が強く、頭部がちぎれた状態でもしばらく生きていることがあるので、死んでいるように見える場合でも絶対に素手では触らないでください。
ムカデに咬まれた(刺された)場合
ハチのように針で刺すのではなく、一対の鋭いアゴで噛みつくので正確にいうと「噛まれた!」となります。咬まれた場合、直後に激しい痛みがあり、赤くなり腫れてきます。痛みは激しいですが、ほとんどの場合、重篤となることはほとんどありませんがムカデの種類によって違いがあり、その中でもアカズムカデは毒性が強く、セロトニンという成分はほとんどなく、ヒスタミンや局所透過性を高めるポリペプチドが含まれています。
噛まれると激しい疼痛(ズキズキする痛み)、しびれ、患部が灼熱感をもって赤く腫れて炎症を起こすなどの症状。また重症の場合、周辺組織が壊死や潰瘍化(ただれてしまうこと)することも。局所症状は、人によって様々な反応があるようですが、発熱や頭痛、めまいや吐き気などの全身症状がまれに出るケースもあります。
特に気を付けなければいけないのは、スズメバチに刺されたときもそうですが、過去に1度噛まれた経験のある人です。アナフィラキシーショックを起こすことがあるので、そのような場合、至急、救急車を呼ぶようにしましょう。
ムカデ対策
ムカデの侵入を防ぐための対策として、自宅周辺の草むしりや廃材、がれきの除去、落ち葉の片づけなどが湿気を好むムカデの住みにくい環境づくりにつながります。他にも、ムカデのエサとなるクモやゴキブリの駆除、窓や床板の隙間、エアコンの管、サッシの下などの侵入口を塞ぐなどの方法があります。家の中への侵入口としては基本的に下から、特にお風呂の排水口からの侵入が多いと言われているため、使わないときには排水口に栓をするとよいでしょう。
また、忌避剤を使う方法もあります。粉剤や液剤を家屋の周囲に帯状に散布し、建物に徘徊してくるムカデを遠ざけます。しかし雨などで簡単に流されてしまうため、壁際など流されにくい場所を選び、雨が降った日の翌日は撒き直すなど薬剤の効果が薄まらないようにしましょう。マンションなどで薬剤が散布しにくい場合や、ベランダ、窓枠、換気口など粉剤や液剤が使いにくい場合は、スプレー殺虫剤を噴霧し、ムカデの侵入を予防します。
侵入経路
網戸:ドアの上下の隙間や開閉の隙間から
天井裏:通気口や隙間などから 特に和室に多い!!
床下:畳の間などから
台所:シンク周りの下や排水部分などから
浴室:排水口や換気するための窓などから
トイレ:換気窓などから
換気扇:閉めていてもわずかな隙間から
その他:住宅のひび割れや隙間から
まとめ
今回はムカデの生態から対策まで紹介いたしました。見た目が気持ち悪いだけでなく毒を持つ害虫であるムカデ。目にしたくない虫です。家への侵入を防止し、ムカデとは無縁の生活を送るためにムカデ対策はきちんとするようにしたいものです。
駆除しても何度も出てくる、何匹も見かけるといった場合は家の周りの環境を一新する必要があります。
そんな時には当社に御連絡いただければ、自宅の周囲をムカデが近づかないような環境に変えるなどのお手伝いをさせていただきます。
こんな場合にはご連絡下さい。
- 自宅の周囲をムカデが近づかないような環境に変える
- ムカデの侵入経路対策
- 忌避剤の定期散布
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